為 法然上人800年大遠忌 木余り 性翁寺 勧進豆腐 おいしいお豆腐をたべて、仏縁に結ばれる。

月影の いたらぬさとは なけれども ながむる人の 心にぞすむ
『勧進豆腐』のパッケージに書かれている和歌は、
法然上人の作で、浄土宗の宗歌でもあります。

月の光がすべてのものを照らすように、阿弥陀仏の慈悲は
すべての人々に平等に注がれます。でも、月に気づくかどうかはその人次第。
阿弥陀仏の光明もまた、それを見ようとしない人には気づかれない。
それでも阿弥陀仏はあまねくすべての人々を救うのです。

「なむあみだぶつ」と念仏を唱えるだけで阿弥陀仏は
全ての人々を平等にお救いになります。

月のない夜でも心に月光を宿すことはできるのです。
『勧進豆腐』はこだわりある本物のお豆腐として仕込みますので、
お彼岸やお盆など性翁寺の行事の期間に限り、用意しております。
また、その日の為だけのおいしいお豆腐を並べますので
一日の数量にも限りがあります。

次回、勧進豆腐の予定はこちらから

木余りのお豆腐はいかがですか。

浄土宗を開かれた法然上人は平成23年、没後800回を迎えられます。
この節目に、木余り・性翁寺でもお念仏の教えをいっそう親しみやすく広めたい、そのためにお豆腐をつくることにしました。
性翁寺へ参詣の皆様にだけお求めいただける、期間・数量限定のお豆腐です。

勧進豆腐写真

名付けて『勧進豆腐』

このお豆腐をお求めいただく際のご志納は、性翁寺を通じて全国の浄土宗総・大本山における「法然上人800年大遠忌」にちなんだ行事、事業の浄財にあてられます。
商いではなく、勧進のためのお豆腐。だから『勧進豆腐』と名付けました。
お豆腐を食べることで阿弥陀さまとご縁を結び、どなたでも喜捨の徳を積む行ができる、という性翁寺の新しい試みです。
【勧進】かんじん  <出典:大辞林>
(1)人々に仏の道を説いて勧め、善導すること。
(2)堂塔・仏像などの建立・修理のため、人々に勧めて寄進を募ること。
(3)僧の姿で物乞いをして歩くこと。また、その人。

お寺にある、お寺のお豆腐。

本来、お豆腐は仏教とともに伝来し精進料理として伝わりました。
『勧進豆腐』は、富山県の禅宗・正源禅寺さんに一子相伝で伝わる門外不出の正統なレシピによるものです。
一般のお豆腐が一俵の大豆から1500 丁ほど作られるところ、『勧進豆腐』は約350 丁しか作れません。スーパーマーケット等に山積みされているものとちがい、濃厚さや甘みがあります。

勧進のためのお豆腐は、おいしくなければ意味がありません。

このお豆腐のおいしさがご家庭に広がるのと同時に、法然上人の教えと仏さまのご縁が広く伝わっていくことが性翁寺の願いだからです。
だから『勧進豆腐』はおいしく作られております。
仏教とともにお寺に伝わったお豆腐を、正しく作る、正しくお分けする、正しく求める、おいしく食べる…すべての行為が仏教の行と言えます。
「いただきます」「ごちそうさま」と、感謝の言葉を口に出せる、日本人らしい正しい食のあり方を想い出してみませんか。